9月8日から社員旅行で韓国ソウルを訪問した。コロナが明けて5年ぶりの開催だ。
弊社が “社員旅行は海外にしよう!”と決めたのは、かれこれ40年ほど遡る。外国の文化や人に触れ、見聞を広め、その上で日本の良し悪しを知る。私がいつも社員に言うのは「日本はもはや先進国にあらず、多くの面で外国に後れを取っている」。だから海外を知って欲しいのだ。社員旅行に行く場合、危機管理として飛行機は必ず二便に分ける。今回、1班はオンタイムで離陸したが、20分後の2班はなんと90分の遅延。全員が金浦空港に到着したのは13時。空港には弊社の代理店であるKOECO社の朴社長とその社員が断幕をもって迎えてくれた。嬉しい限りだ。
その後貸し切りバスでKOECO社に向かい研修。
韓国代理店としてスタートしたのは37年前からなので、私と朴社長は兄弟のような付き合いだ。その間600台を超える販売実績を誇り、世界に11ヶ国ある代理店の中でトップであるのは言うまでもない。研修後ホテルにチェックインし夕食会場へ。KOECO社の社員も全員参加してくれて両社の絆はさらに強まった。
二日目は8時出発し、南北の国境であるDMZ(軍事境界線)へ。そこには第3トンネルと呼ばれる、北が韓国を侵略するために掘ったトンネルがある。
狭い坑道を数百メートル、腰をかがめながら進むのは大変だったが、当時は1時間に1万人近い兵士を送りこめたというから驚きだ。北の執念を感じた。
午後はソウルから南へ35Kmにある水原市(スウォン)の世界遺産「華城」を訪ねた。総面積130haの壮大な城は1794年に着工し、僅か2年で完成させたというから驚いた。とても優美、且つ堅ろうな城郭が印象的だった。夕食はこの地で有名な「水原カルビ」に舌鼓を打った。当地の有名店でたらふく飲んで、たらふく喰って、無礼講の宴会に皆上機嫌だった。
最終日の午前中は自由時間。三々五々近くの公園に行く者、ショッピングに行く者など、最後の時間を楽しんでしたが、私は徒歩30分ほどの明洞(ミョンドン)を散策、新宿歌舞伎町と銀座がくっついたような街でウインドショッピングを楽しんだ。
午後の便で全員無事に帰国。皆口を揃えて「社長が言っていた海外に行く理由がわかった」とか、「楽しかった、是非次回も海外に!」と言ってくれたのが嬉しかった。