2010年4月をもって我が増幸産業は創業八十八周年を迎える。末広がりで誠に目出たい年でもあるためカッコよく今年の成長戦略でも披露したいところだが、絵に描いた餅のようなことを述べても仕方がないので、敢えて現実的な話をする。
実質マイナス成長の中で会社を経営するのは容易でないが、会社の方針を明確に示し、社員全員がそれを理解し「やるべきことをちゃんとやる」という仕組みが浸透していれば、たとえ百年に一度の不況も恐るに足らずだ。しかし言うは易し、やるべきことがちゃんとできているか?を自問してみてほしい。よく"PDCAを回す"という言葉を使うが、初めのPlan(計画)があいまいなことが圧倒的に多い。これは世の常だ。「しっかりしたPlanなくして成功なし」で、Planがあいまいだと苦心惨憺しても徒労に終わる。というわけで、今年は『計画段階で十分議論を尽くし、しっかりしたプランを立て、地に足のついた活動を以って、目標必達の意識で会社方針を全うする』ことに全力を傾注する。超ISO企業になるためにも必要不可欠だ。
2010年が増幸産業にとって「幸」を「増」一年としたいものだ。精一杯の努力を願う。