社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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年頭の挨拶

2025年1月

 新年明けましておめでとうございます。

元旦から好天に恵まれ、穏やかなお正月を過ごされた方が多かった反面、年末から猛威を振るっているインフルエンザやコロナに罹患し寝正月を強いられた方も少なからずいたようだ。かく言う私もその一人で、9連休のほとんどを寝て過ごす羽目になった。人生初の寝正月・・トホホ。

 さて、昨年9月に社長を交代し、経営の要は実質新社長(息子)が担うようになっている。会長職になってもやることはそう大きくは変わらないだろうと思っていたが、実際はかなり変化した。
昨年9月の独り言にも書いたが、会長職になって以降意識していることは「我慢」の二文字。
新米社長ゆえ、試行錯誤しながら方向を決めているのはよくわかるが、傍から見ているともどかしくなることもある。「そこはこうするべきだろう!」、「ここはこのやり方では問題が出るだろう!」と言いたくなるが、ここが我慢のしどころ。月に2~3度報告を受ける際に助言する程度にとどめている・・つもり。(笑)

 その昔父が社長だったころ「常に最善と思える決断をしたつもりだったが、今思うと全部失敗だったような気がする」と言ったことがあった。当時若さの塊だった私は「親父はなんと情けないことを言うのだ!」と、半ば親父を否定したような気持になったが、今思うとうなずける部分も多い。歳を重ねるにつれ、価値観や考え方も変わるからだ。
この先新社長として多くの問題や課題に直面することになるが、“自分の立ち位置”を常に見定めながら方向を決めて欲しいものだ。社長になって1~2年は仮免状態なのだから、失敗することもあるだろうが、“失敗を失敗として認識できる社長”に育って欲しいと思っている。

2025年の世界経済はかなり厳しくなると思っているので、緩急つけたメリハリある采配が求められる。「仮免社長」にとってはチトきついかもしれないが、“やりがいのある環境”だと思えば見方も180度変わるので、大いに悩み、大いに成長してくれることを期待する。