9月初旬 毎年恒例の御嶽山登山に行った。一月ほど前息子と社員七名が登頂したが、私は一人で行くのが好きなので今年も一人登山を楽しんだ。
9月2日 午後1時に川口を出発。首都高速から中央自動車道に入り、八王子・大月を通過し甲府に差しかかったころ、青空のもとアルプス連峰をくっきり見ることができた。こんな日のドライブは格別だ。16時半に諏訪湖を通過、30分ほどの距離にある伊那インターチェンジを降りて権兵衛峠(R361)で一路中山道(R20)へ。今日は事故も渋滞もなくすべて順調だ。木曽福島を通過し、その後大滝村に入り、目的地である登山口の田ノ原駐車場に到着したのは午後7時近かった。
いよいよ登⼭開始
2014年の大噴火を知らないのか、ヘルメットを持たない登山客がいて胸がざわつく。噴火による登山禁止期間が長かったせいか、登山道はけっこう荒れており、修繕が追いつかず歩きにくい場所が多かったように感じた。
眼下に⾒える雲、ここは標⾼ 2800m
今も発見されていない方々に想いを馳せながら頂上奥社に無事到着。ここに祀られているご神体(後白河法皇像)は160年ほど前の3 代増田安次郎がご奉納したもので、我が家、我が会社にとってはマスコースピリットの原点であり、大切で神聖な場所なのだ。故にこの御嶽山登山は、私にとっては一年を通してもっとも重要な行事であることは言うまでもない。15の頃から毎年来ているが、果たして何歳まで登頂できるだろうか。来年は70歳を迎えるが、せめてあと10回は登頂したいものだ。人生のカウントダウンが始まる。健康に留意し、体力づくりを怠らぬことを胸に誓った令和7年度の登山だった。