社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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御嶽山登山

2025年9月

  9月初旬 毎年恒例の御嶽山登山に行った。一月ほど前息子と社員七名が登頂したが、私は一人で行くのが好きなので今年も一人登山を楽しんだ。
9月2日 午後1時に川口を出発。首都高速から中央自動車道に入り、八王子・大月を通過し甲府に差しかかったころ、青空のもとアルプス連峰をくっきり見ることができた。こんな日のドライブは格別だ。16時半に諏訪湖を通過、30分ほどの距離にある伊那インターチェンジを降りて権兵衛峠(R361)で一路中山道(R20)へ。今日は事故も渋滞もなくすべて順調だ。木曽福島を通過し、その後大滝村に入り、目的地である登山口の田ノ原駐車場に到着したのは午後7時近かった。

御嶽⼭登⼭
いよいよ登⼭開始
今回も車中泊。車中泊といっても乗用車ではなく、足を伸ばして横になれる大型バンなので快適だ。車中で夕食を摂り10時に就寝。ウトウトし始めた頃屋根を打つ雨音が強烈に響いた。激しい雨だったので心配したが、目覚めると快晴だった。ここはお山の7合目。気温は10°C、けっこう寒い。5時半に起床、軽く朝食を摂り6時に出発。今日は山頂が見通せる雲一つない天候にめぐまれたことに感謝し、登山開始。

2014年の大噴火を知らないのか、ヘルメットを持たない登山客がいて胸がざわつく。噴火による登山禁止期間が長かったせいか、登山道はけっこう荒れており、修繕が追いつかず歩きにくい場所が多かったように感じた。

御嶽⼭登⼭
眼下に⾒える雲、ここは標⾼ 2800m
一歩一歩マイペースで歩を進め、9時に第一関門である「剣が峰」に到着。そのまま休息をとらずに「頂上奥社」を目指す。八丁ダルミと呼ばれる峰を通過するが、噴火の際には多くの方がこの辺りで亡くなったため、いくつもの鉄製の避難豪が設置されているのがなんとも痛ましい。
今も発見されていない方々に想いを馳せながら頂上奥社に無事到着。ここに祀られているご神体(後白河法皇像)は160年ほど前の3 代増田安次郎がご奉納したもので、我が家、我が会社にとってはマスコースピリットの原点であり、大切で神聖な場所なのだ。故にこの御嶽山登山は、私にとっては一年を通してもっとも重要な行事であることは言うまでもない。15の頃から毎年来ているが、果たして何歳まで登頂できるだろうか。来年は70歳を迎えるが、せめてあと10回は登頂したいものだ。人生のカウントダウンが始まる。健康に留意し、体力づくりを怠らぬことを胸に誓った令和7年度の登山だった。