この度とうとう3rdアルバム「雨ニモ負ケズ」をリリースするに至りました。今までは家族や友達のことを唄にしたり、恋愛がどうしたこうした的な唄が多かったのですが、最近は「人生」を考える唄が増えてきました。これも年齢の成せる技でしょうか。
最近よく考えることがあります。心の年齢は若い頃となにも変わっていないのに、生物学的年齢は着実に進行している。いつの世にも50代は存在するのに、そこに到達したことをまだ納得しきれない自分がいる。「体力が落ちたから年を感じる」という仲間もいますが、私の場合マラソンのお陰で体力・気力共に今が一番!と思っているから少々厄介かも。(笑)
30代40代は、目先のことを一生懸命こなしながら、自分の「生き様」作りをしてきたような気がします。しかし、50も半ばを迎えた頃から「死に様」という言葉を意識するようになりました。たぶん人生の"終着点"が見える年齢になったからなのでしょう。
平均年齢まで生きたとしても残り時間は約3割、これは紛れもない事実ですが、今のような気力・体力・人生観を維持できるのは、多分あと10年少々。そう考えると、あまりに短く、時に焦りを覚えます。だからやり残しだけはないようにしたい。
今年『おもしろ 可笑しく 一所懸命』という社是を作りました。
一所懸命仕事をして、一生懸命家族を守り、一生懸命やりたいこともやる! 毎日を大切に生きないともったいない。生きていれば苦しいことも沢山あるが、苦しい!と思わずに"苦楽しい!"と思えばいい。苦しいことも楽しんでしまえば取り組み方は変わる。だって"難"が有って「有難う」だから、苦しいことにも感謝しなきゃいけないんだ。そう考えればたいていのことは乗り越えられる・・・そんなことを考えていた時に「雨ニモ負ケズ」をタイトル曲にしたいと思った次第です。
限りある人生を大いに楽しまなくてはもったいない!と心から思う今日この頃です。なにがあろうとひるむことなく、雨ニモ負ケズ風ニモ負ケズ の気持ちで!