先月のFOOMA展で弊社の最新鋭機である『第4世代マスコロイダー/MKCB6-5JM』をお披露目した。小型機ながらクリアランス自動調整機構を搭載し、かつ最高回転数も10000~15000 r.p.m.の超高速域を実現。摩砕機としては世界最速だ。これほどの高速域にして何ができるのか?・・・それはまだ未知数で、これからテストを繰り返し探ってゆくことになるが、いずれにしても未知の可能性を秘めていることに変わりはない。湿式、乾式の両面で新しい価値を創出できると期待している。
従来の試作・研究用小型マスコロイダーには、クリアランス自動調整機能は搭載できなかったため、操作する人によって多少粉砕結果に差異が出ることがあった。しかし日に日に高まる「研究現場でこそ再現性が重要だ!」とのお客様の声にお応えしてこのたび開発に至ったものである。しかし開発陣が回転領域を大幅に増やすことも同時に盛り込んだことで、従来困難とされていた難粉砕性物質の粉砕の可能性が見えてきており、研究現場での本機の活用の幅は飛躍的に広がることが予想される。乞うご期待!