先月日本規格協会主催「品質検定(QC検定)」の試験があった。1~4の等級があるが、1・2級は品質管理現場における上級手法。3級はQC七つ道具の実戦レベル、4級は5SやTQMの基礎知識といった内容だ。基礎知識とは言ってもけっこう難しい。しっかり勉強しないと受からない。主催者による各等級の説明は簡単そうな表記になっているが、実際はどうしてどうして。
昨年管理職が3級を受験したのを皮切りに、全員で3~4級を受験しよう!ということになり、今回の受験と相成った。
「受験なんて何十年ぶりだよ!」「なんかヒヤヒヤしちゃうなー」「俺だけ落ちたらどうしよう~」という声がしきりだった。今回は17名が受験、それぞれ指定された会場へ赴いた。発表は半月後だったが、それまで皆ハラハラドキドキだった。というのも試験の1ヶ月前社内で模擬試験を実施した時に、1点差で不合格という者や、合格だけどあと1問間違えたら不合格という者が数名いたからだ。社内に新鮮な緊張感が張り詰めていた。そして、とうとう発表の日を迎えた。ネット上で公開だ。受験番号を追い一人ずつ合否を確認してゆく。そして結果・・・なんと全員合格! 事務所で歓声が上がった!!
全員で一つの目標に向かってトライするということは、意識の共有、連帯感や意欲の向上、自信の形成 等々、とにかく百利あって一害なし。「じゃ次は2級に挑戦してみようかな!」という者が現れたのがまた嬉しかった。