社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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韓国で王墓を見学

2015年9月

 9月20日から韓国を訪問した。日本はシルバーウイークだったので先方も気を使ったのか、二日目に観光する時間を用意してくれた。釜山での商談が終わった翌日、そこからさほど遠くない慶州という、日本で言う京都のような観光地に行った。
ここ慶州は約1500年前に朴赫居世王により新羅という国が建国されたときの首都だと聞いた。弊社の販売代理店であるKOECO社の社長Y.H朴氏は、朴王の末裔で本家筋の第65代目に当たるという。はじめに聞いたときは冗談だと思ったが、初代から示されている家系図にY.H朴氏の名が示されていたのを以前見せられて正直驚いた。更にそれを裏付けるような話だが、1961年に朴 正煕氏が軍事クーデターを成功させ大統領に就いた後、朴家の本家筋に挨拶に来たという。その時当時10歳だったY.H朴氏が、ヘリコプターから降りてきた大統領に花束を渡したというから、これにもまた驚いた。弊社も初代増田安次郎が1804年に鋳物業を創業して211年目になるが、まだ私で9代目。とてもじゃないが足元にも及ばない。王墓公園に行くと初代から五十数代までの王墓が点在している。いずれも高さ10㍍くらいの、こんもりした山型に土を盛ったものだが、その形(円弧)は実にやさしく、また美しく、見ているだけで穏やかな気持ちになった。女性のふくよかな乳房を創造させると言ったら叱られるかもしれないが、なんとも心の落ち着く場所だった。驚くべきは、これらの古墳のほとんどは盗掘されていないらしい。古墳を後にして次なる目的地の国立博物館に向かう際、王墓公園入口にあった饅頭屋さんで食べた漉し餡入りの"長イモどら焼き"は格別な味だった。店の女将が韓国に嫁いだ日本人だったこともテイストに影響を与えたかもしれないが、とにかく美味かった。(^.^) 翌朝8時、一路ソウルを目指し6時間(400Km)のロングドライブ。男同士の旅だったが30年来の親友との旅もいいものだ。金浦空港発の最終便で帰国した。


優しい形の王墓

天馬塚で記念撮影


世界遺産の佛國寺にて

慶州国立博物館の巨大な釣鐘

本当においしかった
韓国どらやき!

朴正煕大統領主導で建設された
コモドホテルに宿泊。