社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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事業継続計画BCP活動と防災倉庫

2015年3月

 東日本大震災から4回目の3月11日を迎えた。2012年から2年続けた社員全員参加にによるボランティア活動も、昨年は「今は手が足りている」とのことで中断。その代わりというわけではないが、6月から「事業継続計画BCP(Business continuity planning)活動」 に取り組んできた。すなわち、自然災害等の予期せぬ事態が発生した場合でも重要業務が長期間中断せず、目標復旧時間内に重要機能を再開させ、業務中断に伴うリスクを最低限に抑えるための活動だ。
具体的には・・緊急時対策マニュアルの整備、役割分担の明確化、社員やその家族の安否確認用緊急メールシステムの導入、事業所内危険個所のリスク分析と被害軽減対策の実施、原材料調達のリスク回避策定、防災倉庫の設置、避難訓練の実施、救命講習への参加 等々、活動は多岐に渡った。


 今後30年以内に70%の確率で来ると言われる首都直下型地震に対し、どれほどの有効性が担保されたかはその時を体験してみないと何とも言えないが、"常に意識して備える"ことが大切なのだと思う。"喉元過ぎれば熱さ忘れる"が人の常、ゆえに当社のISOマネジメントシステムに「BPCの実践と見直し」を組み込み、年に一度必ず見直しを掛けるようにする。"一度決めたからそれでいい"ではなく、BCPの内容を毎年"育ててゆく"(レベルアップ)活動こそが一番大切なのだと認識している。また、それこそがすべてのステークホルダーの方々に差し上げられる最大の「安心」ではないだろうか。


屋上に設置の防災倉庫

防災用品の数々

避難場所での点呼

避難経路の安全確認

会社から避難場所へ