6月は弊社の決算期・・・コロナ禍という長いトンネルの中にあっても、昨年、今年とも業績を落とすことなく、良好な結果を出すことができた。これも一重にお客様のご愛顧と、社員やその家族、協力会社の皆さんのご協力あっての結果です。心より感謝します!
来年100周年を迎えるに当たり、昨年から「自工程完結企業(以下JKKと記す)になる!」を合言葉に、「すべての職場の業務効率を上げ、社員のモチベーションを高め、遣り甲斐のある職場環境を実現し、強い企業になる」ことを目指して活動中だが、その実現は容易ではなく、根気強く、計画的に進めなければ到達できない領域だと感じている。
JKKとは、トヨタ自動車の元副社長であった方が提唱したことだが、私はその思想に大いに感銘を受け、我々が目指す新たなる目標とした。一言でいえば、「プロセスアプローチの徹底的追究」とでも言おうか、一つ一つのプロセスにおいて「"品質を保証することのできる仕組みと方法"を明確にし、"失敗のない仕事"をすることで、効率とモチベーションが上がる」というものだ。一見"形式主義的"で、自由度の高い発想ができなくなる!という反発もあったようだが、そうでないことは著書を読むと理解できる。トヨタ生産方式は、「工程で品質を作りこむ」ことが徹底され、製造現場の効率・品質の高さにおいては無敵を誇っているが、ホワイトカラーの現場では欧米のやり方に比べかなり効率が悪かったそうだ。それを解決するための対策がこのJKKということだ。
我々が、このJKK活動をどこまで達成できるかは未知数だが、とにかく根気強く、ドロ臭く、本気で取り組んでみたいと思う。乞うご期待!