社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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防災を考える

2019年9月

 9月1日は「防災の日」であったが、あまり認知されているようには感じない。東日本大震災の記憶も年とともに風化してきているのだろうか。
2ケ月ほど前に地元中学校で「避難所開設運営会議」が開催され、私は町会の防災部長として出席した。大規模災害が発生した際は学校が避難所になるからで、市と学校と地元町会が協力して運営することになっている。
「避難所運営マニュアル」なるものは存在するが、無いより有ったほうが良いという程度のもので、実際このマニュアルで運営できるとはとても思えない。「あとは出たとこ勝負でやって!」ということなのか。神戸地震や東日本大震災を経験してきたのだから、もう少ししっかりしたものがあってもよさそうなものだが、どこか他人事で本気度を感じない。

 先日の台風15号により千葉県全域が停電し、復旧が月末までかかる地域があると聞いて驚いた。昨年の北海道地震では全道が停電するという、ありえない現実に直面したことも含め、先進国ニッポンのライフラインがかくも脆いものかと驚くばかりだ。異常気象により超大型台風が毎年襲ってくる現実をもっと真摯に受け止めなければならないと思うし、震度8、風速60mに耐える街づくりを国が主導するべき時期が来ているのではないだろうか。もっと国を上げて防災意識を高める必要があることを痛感するが、まずは自分の身は自分で守ることからスタートだ! 一人ひとりが意識を変えなければならない。

弊社の防災倉庫は毎年備蓄品管理をしているので、消費期限切れのものはないが、もっと充実させるよう見直しをかけていこうと思う。