9月8日から社員旅行で台北に行った。二便に分かれ羽田を飛び立ち、一時間違いで台北の松山空港に降り立った。滞在中の天候は雨予報のようだが、果たしてどうなるやら。空港ロビーには台湾の代理店であるGM社のY社長が全員分のお土産を手に出迎えてくれた。いつも心温まる対応をしてくださり感謝の一言だ。後続組と合流後、大型バスで市内観光。中正記念堂と龍山寺に立ち寄った。中正記念堂には5年ほど前一度来たことがあるが、これほど巨大な建物だという印象はなかったが、改めてその大きさに驚いた。内部には蒋介石像が鎮座していたが、大理石をふんだんに使った建物は圧巻だ。
その後ホテルにで一休みした後、夕食会場である台湾料理店に行った。Y社長も一緒に会食。社員全員と交流することができ、両社の絆を更に深めることができたことに感謝!
二日目は朝からザーザー降り。迎えのバスに乗り込み「仇分」という観光地を目指す。台風を思わせる激しい雨だったが、「十分」という手前の街では雨の合間を縫って各自が願いを込めた天燈(ランタン)を空に放った。その後電車で「仇分」に到着。ここはジブリの宮崎駿監督も訪れ「千と千尋の神隠し」の舞台になったと言われているところだ。細い路地の階段に沿って建つ古い館に、提灯が灯るノスタルジックな街。どこか懐かしい雰囲気が漂うのは、日本統治時代に建てられた建物が多く残ることも一因かもしれない。その後黄金博物館を見学し台北市内に戻り夕食。最後の夜なので夕食後は各々バラバラに市内を散策。夜市に行く者、101に行く者、マッサージに行く者、皆大いに台北の夜を満喫していた。
翌朝社員から嬉しい話を聞いた。夜市に行こうと歩くも迷ってしまい、警察署で道を訪ねたところ日本語も英語も通じず立ち往生。すると、警察官はスマホの翻訳機能を使ってくれたが、残念ながら上手く機能せず断念。その後警察官はあちこちに電話をし日本語の分かる人を探してくれたが、電話越しの相手に上手く思いが伝わらず、これも断念。仕方なく礼を言って立ち去ろうとするも警察官は諦めず、とうとうどこからか日本語の分かる人を連れて来てくれて目的地にたどり着けたと云う。実はその夜私自身も同様の体験をしていた。露店の八百屋さんに道を尋ねると、なんと自転車に乗って近くまで案内してくれたのだ。こんなことが普通にできる国があるのだろうか?
とかく世知辛いこの世の中に、なぜこのような振る舞いが、しかも自然にできるのだろうか?たまたま偶然だったのか?それとも台湾の人たちにとっては自然な振る舞いなのか?後者だとしたら、日本は台湾に学ばなければいけない。最近の日本人は「おもてなしの国」と云われることに酔っているように感じることがある。"心がこもっていない"ただの形式的なルーティンもおもてなしだと勘違いしている節がある。天候にこそ恵まれなかったが、台湾の人々の温かさに触れることができた有意義な旅だった。
台湾の皆さん、本当にありがとうございました!台湾の大ファンになりました!(^^)/
中正記念堂高さ 70m |
蒋介石座像 |
龍山寺 |
十分で天燈飛ばし |
激しい雨でカッパ姿 |
九份の街並み |
ところ狭しの土産店 |
道を尋ねるとこの後自転車で! |
深夜まで営業の夜市 |
食後なのにまた夜市で飲み食い |
帰国前の「マスコーファイト!」