11月17日から4日間、韓国ソウルを訪問した。日本よりもかなり寒い事を予想し厚手のコートを持参したが、連日17~18℃で一度も袖を通すことがなかった。今年の冬は日本と同様に暖冬の予想らしい。
半年ぶりの訪韓だったが、今回は打って変わって「国難」に直面する韓国を見ることになった。ウォン高による輸出低迷をきっかけに、海運最大手「韓進海運」の倒産、サムスンのスマホ発火による業績低迷、ロッテグループの汚職、そして大統領の弾劾! 数日前には大統領府の前で200万人という空前のデモがあり、すべての人々が「朴クネ辞めろ!」のシュプレヒコール。心なしか街には活気がなく、シャッターが閉まったままの商店や飲食店も目に付いた。ハンガン(漢江)の奇跡と言われ発展した韓国経済がこれほど脆弱だったとは・・にわかに信じられないし、これほど醜い政権だったとは・・あいた口が塞がらない。30年来の親友も「恥ずかしくて言葉がない」という。
つい最近まで、"このままでは近い将来日本は追い越される"と尋常ならぬ危機感を持っていた私だが、何と無様なことだろうか。そうは言ってもこの難局を乗り越えなければならないわけだが、次を担うであろう民主党もさほど期待できないというから これまた心配だ。今後の見通しを親友に聞いてみたが、政治通の彼も「正直わからない」と言う。
対岸の火事とはいえいずれ日本経済にも影響が出るだろうから、ここは何としても復活してもらわねば! 頑張れ韓国!
廃業した飲食店 |