社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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第2回ボランティア活動
 <福島県南相馬市小高地区編>

2012年7月

今回のボランティア活動は2回目。4月に立ち入り禁止が解除された南相馬市小高地区に社員2名と共に参加した。前泊したいと思い宿を探すも、相馬市付近のホテルは3ヶ月先まで満室だ。仕方なく80Km手前の郡山付近で宿泊し、翌朝5:30に出発。
到着した小高町は4月から立ち入りできるようになったものの、まだ帰還は許されていないのでゴーストタウンだ。民家はもちろん、スーパーやレジャー施設等の大型店にも人の気配は全く無く、扉は閉ざされたまま。人のいない街の「静寂」を初めて体感した。
海辺には津波で破壊された家々、ずたずたに倒壊した防波堤、メチャメチャに壊れた車 等々、まだ当時の姿そのままだ。改めて地震と津波の恐ろしさに身震いするほどだ。
8:30ボランティアセンターでその日の作業の指示を受けた。今日は農家の畑の草刈りだ。
エンジン付き草刈り機で300坪くらいの畑を5人で刈る。初めて扱う草刈り機だが20分も
やっていると板についてくる。30度を超える畑の暑さは尋常ではなく、汗が止まらない。45分作業して15分休憩のリズム。しかし、数万坪もある畑をどうやって刈るのだろうか?気が遠くなる。しかもやっかいなことに、刈った翌日には新たな芽が出てくるしまつだ。
この農家では10頭の牛を飼っていたそうだが、原発事故後の避難の際、全頭薬殺処分したそうだ。カラの牛舎が何とも寂しく痛ましい。作業は4時に終了し、ボランティアセンターを出たのが5時、その後帰路に着いた。
6月から取り組んできたボランティア活度も社員全員が一巡したが、被災地の方の御苦労に対し、被災せずに済んだ我々は何かしなければいけないと思うし、今後も継続して取り組んで行きたいものだ。