4月末、私と社員4名は宮城県の七ヶ浜町にボランティアに行った。上段の写真のように津波の被害をもろに受け、104人の方が亡くなった町だ。 1年経った今は、家が流されて基礎だけが残っている風景や、めちゃくちゃに壊れた車、山積みになっている瓦礫を見ない限り被災した土地という実感はない。それくらい片づけられていた。
当日は100名ほどのボランティアが来ていて、全員で田んぼの瓦礫除去作業を行った。瓦礫と言っても、大きなものはすでに片付けられていて、たんぼの土の中の木片や石、金属などのゴミをこまめに回収するという、地味な仕事だったが、これが一番大変かもしれないと感じた。見た目には無くなっても数センチ掘ると新たなるゴミがいくらでも出てくる。きれいにしては掘り返す、そしてまたきれいにして掘り返すという作業を3回も4回もやらなくては田んぼの再生はかなわないようで、この地域だけでも200ヘクタールもあることを考えると気が遠くなるような作業だ。
当初は、90周年記念事業として全員で被災地の役に立とう!と企画し、今後も5人単位で順次出向く予定だが、本来はそんなイベントごとではなく、2度でも3度でも行くことが必要だとあらためて感じた。
震災直後の田畑1 |
震災直後の田畑2 |
家に車が突き刺さってる! |
基礎だけ残った… |
ボランティアセンター |
ボランティアバスツアー |
4時間でこんなに大量 |
普段使わない筋肉がヒクヒク! |
作業が終わって一息(^^) |