社長(増田)がジャンルにとらわれず不定期に更新していきます

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社長の独り言

どっちがお客?

2017年3月

3月4日から5日間、中国国際電池展出展のため30年ぶりに中国広東省の広州を訪問した。当時は鄧小平指導のもと、中国でも一番初めに改革解放政策を享受した地域で、他の都市とは比較にならぬほど華やいだ街だったが、その後沿海部の都市の急速な発展に追い越され、今では古びた地方都市の印象が強かった。展示会は規模の割には引き合い件数も多く、まずまずの結果だった。今回の出張中、驚いたことがあったので紹介したい。

≪ホテルの近くにある中の上クラスの中華料理屋での話 ―どっちがお客?―≫

注文した料理をウエイトレスが持ってきた。エビチリを頼んだのに揚げたものが来た。「これは頼んでいない」と我が中国人スタッフが言うと、店長が「これも美味しいから食べなさい」と言う。一言の詫びもなく勧めてきたので断わると、間もなく注文を受けたウエイトレスがやって来て「私は間違えていない!だからこれを食べなさい!」と大きな声でまくしたてる。まるで喧嘩腰。やっと引き下がったと思いきや、今度は店長が「もうラストオーダーの時間が過ぎた。作り直せないから食べて!」と。「それならもう要らない」と言うと、また例のウエイトレスがやってきて「間違えたのはお客さんなんだから食べなさいよ!」と連呼。そんなやり取りが続くこと4回。最後に「いいかげんにしろ!食事がまずくなるから下がれ!」と告げると、「あの時は忙しかったから“私が間違えた”が、美味しいんだから食べればいいじゃない!」と呆れた最後っ屁。「サービスするから食べて」というなら分かるが、押しつけがましいにもほどがある!

やっと静かになったと思いきや、別のウエイトレスがやってきて「そろそろラストオーダーですが、他にご注文はありますか?」と。・・・一同目を丸くした。

ネットで炎上して閉店に追い込まれるなんて話はよくあるが、こんな店が存続できていることに驚きを隠せない。しかし帰り際には逆の驚きがもう一度あった。床をモップ掛けしていた清掃担当と思しきおばさんが「気分の悪い思いをさせて申し訳ありませんでした」と頭を下げた。こんな貴重な人材を埋もらせておくのはあまりにもったいない。経営者は何を考えているのだろう!