新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界がこれほど簡単にフリーズしてしまうとは・・・ウイルスの恐ろしさを痛感している。
しかし、数年前にもサーズ、マーズ、エボラ出血熱という騒ぎがあったにもかかわらず、世界の国々は何の対策もとってこなかったのだろうか? 唯一感心したのは「2000床の臨時病院を2週間で作り上げた中国の対応力」と「台湾のコロナ封じの政治力」だ。
アメリカにはCDC(疾病予防管理センター)という組織があり、15000人の職員と年間6000億円もの予算を使い、人々の健康と安全の保護を主導していると聞いていた。この組織の存在を知ったとき、さすがはアメリカだと感心したが、感染者と死者が中国を上回った現状を見ると、CDCはいったい何をしていたのか?と、正直失望した。更に言えば、2月初旬CDCは全米の小中学校に対し『マスクはしないでください。どうしてもしたい人はしても良いが、先生が取るよう指導したらそれに従ってください』と報じていたのをNHKのニュースで知った。世界に冠たるCDCが言うのだから"マスクは効果がないのだろう"と思い、以来マスクをしないことが多くなった。にもかかわらず、4月に入るとそのCDCがマスクを推奨しているではないか。舌の根も乾かぬうちによくも言えたものだと、呆れてものも言えない。よくあのトランプ大統領が「そんな組織は解体しろ!」と言わないのか不思議なくらいだ。
不思議と言えば、日本にもいくつもの不思議がある。長くなるので項目のみにするが、
●世界のほとんどの国で防護服を着た人が街中を消毒する場面が報じられるが、日本では見たことがない。なぜだろう?
●世界各国で実施されている外出禁止令には、違反者に対する厳しい罰則規定があるが日本には何もない。なぜだろう?
●政府が「緊急事態宣言」を発布してもロックダウンもできず、「できるだけ入ってこないで!」「外出は控えて!」と"お願い"するだけ。これでいいの?
戦後の政治が「私権の侵害」を考慮しすぎた結果だと評論家は言っていたが、聞いて呆れる。これで国としての体をなしていると言えるのだろうか。考えさせられることが多い。
マスク小さいな〜 |
緊急事態宣言でも罰則ないのに、 これホントなの? |