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2月14日剣道三段審査

2016年2月

 2月14日、埼玉県立武道館において剣道の段審査会が行われた。中学生から70才代と思われる方まで、幅広い年齢層の人たち総勢760名が受審。本日は初段から三段の審査なので、若人が圧倒的に多かったことは言うまでもない。三段審査は14時からで70数名が受審。審査員の先生方の前で2組ずつ稽古形式での実技試験を行い、一度終わると相手を替えてもう一戦。2回の対戦終了後、場所を変えて木刀による剣道形を7本審査される。当日の館内は25℃、準備運動をするだけでも汗が出る。
いよいよ私の番が来ようとしたその時、係りの方から人数の関係で1組での対戦となることを告げられた。「え、マジっすか!?」って感じで、急な変更に緊張が高まる。1分弱の対戦、気合いをこめて「ヤーーーッ!」と大きな掛け声を発し緊張をほぐそうとするも、肩に力が入っているためか思うように打ち込めない。 有効打が少ないまま1度目の対戦は終了。短い時間だが、一気に汗が噴き出し息も上がる。大きく深呼吸をし、肩の力を抜くことを意識して二度目の対戦。一度目より多少力が抜けたせいか小手と面がヒットし、いくらか安堵した。

 実技試験終了後、息も納まらぬまま剣道形の会場に急がされた。他の受審者はすでに整列して涼しい顔で待っている。心の準備もできぬまま審査開始。この違いはちょっと不公平だと思った。形の審査は「打ち太刀」と「仕太刀」に分かれ、6組が同時に行う。あいにく私は苦手の「打ち太刀」だったが、お陰さまで大きなミスなく終了。それでも、今回の三段受審者は予想よりレベルが高かった為、合格率5割であることを思うと大いなる不安がよぎった。形の審査終了後すぐに閉会式。そして合格発表。着替えを済ませ掲示板を見に行く。恐るおそる近づき自分の番号を探すと、そこに・・・69番が・・・あったー!
こんな気持ちを味わうのは学生の時以来。高校時代に目を患い剣道を止めたが、当時「三段取得」を夢見ていた私にとって、今日という日は我が人生における大いなる記念日となった。誠に嬉しく、久方ぶりに自分を誉めてやりたい気分だった。昨年夏41年ぶりに剣道を再開し、この度短い期間で合格できたことは、普段から温かく、また時に厳しくご指導くださった新井先生と、いつも一緒に稽古をしていただいた遠山さんのお力添えがあってこそで、お二人には心からの感謝を申し上げます。本当に有難うございました。
次は4年後の四段審査に向けて修行あるのみ、頑張ります!!(^O^)/


埼玉県立武道館

 熱気溢れる審査会場

気合いの間合い